東海学生サッカーリーグ 9/2ピックアップマッチ マッチレポート(岐阜聖徳学園大学VS名古屋大学)

東海学生サッカーリーグ2部マッチレポート 岐阜聖徳学園大学vs名古屋大学

 9月2日(土)に東海学生サッカーリーグ2部が先週開幕した1部リーグに続いて開幕した。今回は、前期リーグで唯一の無敗を貫き、後期開幕時点で首位を走る岐阜聖徳学園大学(以下岐聖大)と、前期リーグでは8位という悔しい結果に終わり、後期リーグでの巻き返しを図る名古屋大学(以下名大)の岐阜聖徳学園大学グラウンドで行われた1戦をピックアップする。

 

 5月27日に行われた前期リーグの対戦では、岐聖大が名大を3対1で下しており、下馬評では岐聖大有利とみられた1戦ではあったが前半開始から、アグレッシブに試合に入ったのは名大のほうだった。前半5分には、左サイドからのクロスを中央でボールを受けた名大10番須原剛のシュートがゴールに吸い込まれ先制に成功する。

 岐聖大がボールを保持する展開にはなったが、名大の3ラインがしっかりされたコンパクトなブロックに対し、適切なスペースを見つけることができず、なかなかビルドアップの出口が見つけられず、自陣から抜け出すことができない展開となった。

 

 しかし、前半飲水後は、開始からアグレッシブに戦えていた名大イレブンの足が止まり始め、岐聖大ペースとなる。前半32分コーナーキックから岐聖大15番松本直也がヘディングで叩き込み振り出しに戻す。

このまま同点でハーフタイムに突入かと思われたが、鋭い縦パスから名大9番田中浩平が持ち運び、10番須原にパス。須原がニア上に難易度の高いシュートを決め切り1点のリードを奪いハーフタイムに入る。

 

後半開始後にはリードをした名大のアグレッシブさが再び戻り、立ち上がりからハードワークを続ける。そして60分にはこの日絶好調な名大10番須原が3点目を決め、ハットトリックを達成する。

 67分には、岐聖大も23番渡部柊貴が1点を返すが、このままリードを守り切った名大が勝利。

 

 名大にとっては、首位相手のいきなりの大きな金星となり、今後のリーグ戦にとって大きな弾みをつけることとなった。岐聖大としては、次節連敗しないことが重要である。

再び首位に返り咲くため中3日での修正が鍵となる。

 

 

監督インタビュー

名大 津山弘之監督

「リーグ再開初戦,首位相手に価値ある勝利となりました。勝因は何だったとお考えですか?」

 

保護者、OB、マネージャーなど、周りの人たちに支えられた選手たちが課題を持って練習に取り組んだ成果です。続けたいです。

 

岐聖大 難波宏明監督

「リーグ再開初戦は敗戦となってしまいました。課題として新たに見つかった点等あれば教えてください。」

 

自分達の力が無いだけです。

切り替えて、次節頑張ります。

 

MVP選手インタビュー

名大 10番 須原剛選手

「ハットトリックの素晴らしい活躍でした。得点のイメージは持ち続けていたのでしょうか?」

 

日頃の練習から常に得点のイメージは持ち続けていました。

共に闘ったみんなに感謝しています。

 

岐聖大 5番 横山璃央選手

「悔しい敗戦となってしまいましたが,中3日で試合は続きます。次戦への意気込みをお願いします。」

 

自分自身チームに貢献することができずチームとしても個人としても悔しい結果に終わってしまったので、次戦ではこの悔しさを忘れることなく、勝ちにこだわって戦いたいと思います。