東海学生サッカーリーグ1部マッチレポート 常葉大学VS静岡産業大学
10月21日土曜日に、常葉大学(以下常葉大)と、静岡産業大学(以下静産大)の試合が草薙総合運動場で行われた。
上位リーグ負けなしの首位常葉大学と、勝てば常葉大と勝ち点が並ぶ2位静産大との一戦となった。どちらのチームも優勝するためにはなんとしても勝ち点3を獲得したいところ。
試合は前半立ち上がりから両チームシンプルに相手の背後にボールを送り、主導権を握る争いが続いた。少し静産大がペースを掴みかけたかにみえたが、前半9分、左サイドからのクロスに常葉大26番坂本陽斗がヘディングで合わせて先制に成功する。
先制された静産大は攻勢に出るが、シュートまで持ち込めず。そんな中4番匂坂俊介が負傷交代。その直後、背後に抜けだした常葉大24番衣袋元基がうまくトラップしボレーシュートを叩き込み追加点を奪う。
そこから常葉大はサイドからチャンスを作り続け、守備では1番GK中島佳太郎を中心にゴールを割らせない。
前半終了間際静産大はロングスローの流れからシュートまでいくも得点には繋がらず、前半が終了する。
後半は一進一退の攻防が続き、お互いにチャンスを作りだす。静産大は選手交代から流れを変えたかったが、65分、常葉大10番古長谷千博がこぼれ球に反応しリードを3点に広げる。
得点が欲しい静産大は22番菅野雅俊のロングスローから常葉大ゴールに迫る。しかし前がかりになった静産大を常葉大は見逃さなかった。77分、常葉大は上位リーグ得点ランキングトップの14番金賢祐が、カウンターから今季15点目となるだめ押しのゴールをあげる。
1点でも取り返したい静産大だったが、焦りからか前線でボールが収まらずなかなかシュートまで行けず、このまま試合終了。
結果的に4-0と常葉大が上位リーグ無敗をキープし、安定した強さをみせた。静産大は次節愛知学院戦に期待したい。
監督インタビュー
常葉大 山内尊裕監督
「今回の勝利で上位リーグ無敗が続いています。好調の要因は何でしょうか。」
東海代表として参加させていただいた大臣杯での敗戦から学びを選手たちがグラウンドで体現してくれていることです
静産大 加藤知弘監督
「直接対決での痛い敗戦となってしまいました。次節勝利するためにはこの1週間どのような準備をすれば良いとお考えですか。」
今回の結果は残念でしたが、シーズン通してどんなゲーム結果に関わらず、次のゲームに向けより良いパフォーマンスを出せるような準備をしようというスタンスでやっているので、変わらず続けていくだけです。
MVP選手インタビュー
常葉大 中島佳太郎選手
「見事なクリーンシートでの勝利でした。優勝するためには中島選手の力が欠かせないと思います。意気込みをお願いします。」
良い結果は出ていますが、まだ何も成し遂げていないからこそ自分たちがどうあるべきかを常に自問自答し、現状に慢心せずより高いところで着地する為にも目の前の試合に全力でぶつかっていきます。当たり前の事を当たり前にやり続けた先に優勝があると思います。
静産大 長島武選手
「あと4試合どのようなメンタルで挑まれますか」
この悔しさをぶつけるだけです。