いよいよ開幕を迎える「東海学生サッカーリーグ戦」
昨シーズンは、東海で得点王を争った3人のストライカーがJリーグ入りを決めた。
得点王の畑潤基選手(東園大)はV・ファーレン長崎へ、得点ランク2位の知念慶選手(愛院大)は川崎フロンターレへ、得点ランク3位の大野耀平選手(常大浜)は京都サンガF.C.へとそれぞれプロの道へと進んだ。
そして、そんな卒業生たちを除き、昨季の得点数が最も多いのがこの3人である。
Jリーガーとなった3人と同じく東海選抜としてプレーし、今季の得点王争いが期待される3人の「点取り屋」に迫った。
遠山 拓民
(甲府U-18→静岡産業大学=3年)
「チームのために走り回り、ゴールを量産したい」
―昨シーズンを振り返って
素直に去年は優勝出来て嬉しかったです。
優勝の要因としては、チームとして全員攻撃・全員守備を徹底した上でゴールを目指せたことが良かったかなと思います。
全国大会(インカレ)では、自分たちの力が試せてとてもいい経験になり、そして、親や学校、部員のみんなに応援してもらって、凄くいい雰囲気でプレー出来ました。
今年は、ベスト8を目指します。
デンソーカップでは、東海リーグではいつもライバル関係にある選手たちと一緒のチームになり東海選抜として出場させて頂きましたが、全然結果が出ず、とても後悔しています。
他の地域はとても気迫があり、押し潰されてしまう部分が一番の(東海との)違いだと感じました。
もっと練習して東海リーグの力を上げていきたいと思います。
―去年と今年のチームの違い
去年に比べて小さい選手が多いですが、とてもピッチに熱を落とせる選手がたくさん居ます。
決まったスタメンなどが無く、毎日、毎日をみんなで競い合い「コンディショニングがよい選手が試合に出る」というチームの底上げをしている所です。
―今シーズンの意気込みと目標、自分の「ここ」を観て欲しい!という所はありますか?
まずは東海リーグ優勝を目指します。
個人とすれば、ゴール前でのアイディアやゴールへの執着心というものを見て欲しいです。
チームのために走り回り、ゴールを量産したいと思います。
【開幕戦】
(11:30~)静岡産業大学 – 四日市大学
<会場:磐田スポーツ交流の里ゆめりあサッカーグラウンド>
谷口 海斗
(四日市中央工業高校→岐阜経済大学=4年)
「得点ランキング単独首位を狙いたい」
―昨シーズンを振り返って
シーズンが始まる前に怪我をしてしまい、リーグ戦は何試合か出れなくて、東海選手権では1試合も出れなかったので悔しい思いをしました。年間を通してあまり充実していなかったと思います。
ですが、デンソーチャレンジカップのメンバーに選出して頂いたので、東海の代表として闘い、チームとしても個人としても良い結果は出せませんでしたが良い経験が出来ました。
今年は最後の年なので怪我をせず、チームとしても個人としても結果にこだわっていきたいと思います。
―去年と今年のチームの違い
怪我から復帰した人や、試合に関わるようになった新4年生の力もある上に、学年を問わず仲が良いので、チームワークが去年よりも更に良くなっていると思います。
―今シーズンの意気込みと目標、自分の「ここ」を観て欲しい!という所はありますか?
去年の記録の11得点以上を取り、更に得点ランキング単独首位を狙いたい。
ボールコントロールが持ち味なのでそこを観て欲しいと思います。
【開幕戦】
(14:00~)岐阜経済大学 – 名古屋商科大学
<会場:岐阜県フットボールセンター>
内海 徹也
(川和高校→静岡大学=4年)
「まずは開幕戦、点を取って勝つ」
―今年はデンソーカップ等も経験した上で迎える集大成のシーズンになりますが、開幕前のトレーニングはどう取り組みましたか?
個人の課題をクリアすることは勿論、自分が去年の試合に出ていた経験やデンソーで感じたことを(チームメイトに)伝えることを重点に置きました。
また、攻守に置いて練習中にコミュニケーションをとることを心がけて戦術や意識の共有を図りました。
―チームの雰囲気や完成度は?
新チーム始動より成長しています。
ですが、まだまだ改善点はあるので、試合を通して出た課題を解決して試合に臨むことで毎週成長できると思います。
―昨シーズンで卒業した選手たちを除くと、ゴールランキングのトップです。それも踏まえて今年の個人とチームの目標をお願いします。
まずは、得点ランキングのことはあまり意識せずに、去年よりも多くの点数を取ることを目標にしています。
チームの目標は全国大会出場なので攻守でチームに貢献したいと思います。
―最後に意気込みを
まずは開幕戦、点を取って勝つことを考えています。
そのあとも一つ一つ目の前の試合に勝つことで結果を出したいと思います。
【開幕戦】
(14:00~)静岡大学 – 愛知学院大学
<会場:豊田スタジアム芝生広場>
取材/文:広報部