9月1日に行われた『2017年度第41回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』1回戦 中京大学vs福岡大学の試合結果とインタビューをお伝えいたします。
試合結果
【1回戦】 9月1日(金)
中京大学 0(5PK4)0 福岡大学
@J-GREEN堺・メインフィールド
フォトレポート https://goo.gl/photos/QiEqvgNMKV6wrwPb6
スタッツにつきましては、関西学連のHPをご覧下さい。
前半は、風下でロングボールを多用する福岡大相手に防戦一方となった。しかし、後半はボールを保持する時間が多くなり、ゴールまであと一歩という所まで崩せていたが、1点を奪えず延長戦、そしてPK戦に突入。
昨年の総理大臣杯でもPKを止めているGK1川村慎が、この日も6人目のキッカーのシュートをセーブし、PK戦を制し2回戦進出を決めた。
監督・選手インタビュー
朝倉吉彦 監督
―この試合を振り返って
とにかく1点(を争う)ゲームになるのは間違いないと思っていた。相手の縦への破壊力をどれだけ受けれるかという部分でゼロに抑えられたので、そこがこの試合で一番良かった所かなと思います。
―前半は守備の時間が多かったが
キックオフ前のコイントスの時にキャプテンの大村海太に「絶対に風下を取れ」と伝えた。風下が取れたら前半はとにかく耐えろと。攻めなくてもいいからゼロに抑えて前半を折り返して、相手の焦りとかを生んだ後半に勝負するということは、ゲームプランとして試合前にあった。
運良くキャプテンが風下を取ってくれたことと、前半それに応えてしっかりゼロに抑えてくれたことがこのゲームで勝ちきれた要因だと思います。
―後半はコーナーキックの数が増えるなど、反対に攻めきれる部分が増えたが、意識したことは?
前半の逆で、後半風上になったときは相手の縦へのスピード、距離も短くなるので、セカンドボールも拾いやすいし、うちのクリアも当然飛ぶから、7番の藤島樹騎也とか8の西村仁志が前掛かりになったポジションでもこぼれてくる位置には必ず居れるから、そこで攻撃に転じようというのはずっと言っていた。
ただ、そこで点が入らなかったのは誤算というか、今年のチームに関してはどういう相手であっても点が取れると思っていたので、そこは流石、全国大会だと感じました。
―最後に2回戦、筑波大学戦への意気込みを
去年(のインカレ)、0-5で叩かれている筑波さんなので、欲を出さずに。このトーナメント表を見た時にここで勝ち上がっていくには今日のような戦い方しかないなと開幕前から分かっていたので、同じことをしながら戦う。ただ90分なり110分なりで流れの中から点が入るようにしたいと思います。
GK1 川村慎
―どういう意気込みで福岡大学戦に臨んだか
初戦が大事になると思っていたので、絶対に勝ってやろうと思っていました。
―前半は守備の時間が多かったが、どのようなことを意識しながら守備をしていましたか
最初はシンプルにやろうと。向かい風で蹴っても戻ってくるので、前半は我慢しなくちゃいけない、勝負は後半だと思っていました。
―最後に2回戦、筑波大学戦への意気込みを
相手は筑波大で良い相手なので、こっちはチャレンジャー精神を持ってやっていきたいと思います。
DF2 大村 海太
―どういう意気込みで福岡大学戦に臨んだか
ある程度、相手の特徴がはっきりしていたのでしっかり対策して臨めたのと、去年のインカレのメンバーとあまり変わっていないので、そこでの悔しさをぶつけようという大きな意気込みがありました。
―前半は守備の時間が多かったが、どのようなことを意識しながら守備をしていましたか
風下で相手も簡単に放り込んで来るチームだったので、0-0でもいい、むしろ0-1でも良いという意識はあった。むしろ、カウンターで良い場面が作れていたので前半はいい立ち上がりが出来たなという感触でした。
―後半はコーナーキックの数が増えるなど、反対に攻めきれる部分が増えたが、意識したことは?
前半は相手が支配する時間が圧倒的に多く、自分たちがボールを持つ時間が中々出来なかったので、後半は自分たちがしっかり持つことと、サイドから攻めれると思ったので、サイドからえぐっていこうという意識をしていました。
―最後に2回戦、筑波大学戦への意気込みを
インカレで筑波相手に何も出来ずに負けて、そこからその悔しさを抱えたままここまで来たので、借りを返すつもりでやりたいと思います。
【2回戦】 9月4日(月)
(18:00~) 中京大学 – 筑波大学
@J-GREEN堺・メインフィールド
2回戦は、昨年のインカレの覇者で、今年の天皇杯でもJクラブを倒す快進撃を見せ4回戦まで駒を進め、関東大学サッカーリーグでも首位で折り返し、今乗りに乗っている筑波大学との対戦。中京大学としては昨年のインカレで0-5と惨敗した相手でリベンジマッチとなる一戦。
強敵・筑波大を倒し、久々のベスト8進出なるか。
取材/文:広報部