東海学生サッカーリーグ 10/7ピックアップマッチレポート(南山大学VS常葉大学静岡キャンパス)

東海学生サッカーリーグ2部マッチレポート 南山大VS常葉大学静岡キャンパス

 10月7日土曜日に、南山大学(以下南山大)と、常葉大学静岡キャンパス(常静大)の試合が岐阜聖徳学園大学で行われた。

 後期リーグで未だ未勝利と苦しむ4位南山大は、最下位常静大相手になんとか後期リーグ初勝利を挙げたいところ。一方、常静大としては、愛知教育大学が中部大学に敗れたことでこの試合に勝利をすれば、最下位脱出を果たせる試合となった。

 

 試合は開始早々に動く。前半4分、コート中央で常静大12番高塚慎が8番杉山翔吾に浮き球でパスを通す。そして杉山からのボールを、17番原田健吾がヘディングで決め切り、常静大が先制に成功する。

 

 最下位脱出のため、何としても勝利したい常静大は攻撃の手を緩めない。

11分には、右サイドでのコーナーキックのチャンス。10番蒔田悠が蹴ったボールは混戦となるが、最後は12番高塚がダイレクトで押し込み、追加点を獲得する。

 

 2点リードを許した南山大は、前半21分、PKのチャンスを獲得し、昨年度東海学生サッカーリーグ2部得点王の9番新田航士がしっかりと決め切り、1点差に迫る。

 

 そのままの勢いでなんとか同点に追いつきたい南山大であったが、2点目を奪うことは叶わず、ハーフタイムに入る。

 

 後半開始からは、南山大がボールを握って攻勢をかけ、常静大が4-1-4-1気味のブロックで中を閉じながら守るという展開が続く。

南山大はパスを回しながら中央のライン間にボールをつけようとするも、強固な常静大のブロックがそれを許さず、徐々にサイドを起点にし始める。特に南山大左サイドにボールを集め、クロスまでは上げきるがなかなか中と合わず得点には結びつかない。

 

 後半にも南山大はペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得する。しかし、再びキッカーを任された新田が決め切ることができない。

 

 最終的には、南山大の猛攻に耐えた常静大が勝利を2-1でつかみ、9位に浮上した。

残り2試合、残留をかけた熾烈な戦いに目が離せない!

南山大は今節も後期リーグ初勝利を挙げることが叶わなかった。次節東邦戦へ期待したい。

 

 

 

監督インタビュー

常静大 黒岩一雄監督

「手堅いブロックで守り切り,勝ち切りました。手応えをお聞かせください。」

 

相手チームは技術の高い選手が多く、ある程度ボールを回されることは覚悟していました。ボール保持者に対して飛び込まず粘り強くディフェンスが出来ていたと思います。また、セカンドボールに対して必ず寄る意識をもち、チーム全員で集中して守りきることができました。ベンチを含め、全員でつかんだ結果だと思います。

 

南山大 高山伸也監督

「チームは後期未だ勝ちなしと苦しい状況が続いていますが,この現状を変えるためにはどのようなことが必要だとお考えでしょうか?」

 

勝てないことから自信をなくしてプレーに迷いが生じていましたが、少し良さが出るようになってきました。

失敗を恐れずに一つ一つ全力でプレーすることが大事だと思います。

 

MVP選手インタビュー

常静大 12番 高塚慎選手

「チームを勝利に導く決勝点を挙げました。次節へはどのようなメンタルで望まれますか?」

 

今日は決勝点を取ることができて良かったです。自分にも点が取れると自信がついたので、次節も積極的に得点を狙っていきたいと思っています。

 

南山大 9番 新田航士選手

「残り2戦,チームの勝利のためには新田選手の得点が重要になってくると思います。意気込みをお願いします。」

 

チームとしても個人としても苦しい状況ですが、残り2試合は4年間やってきた意地を見せたいと思います。